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熊本県防災ヘリ、指示誤認と報告 昨年3月の滑走路進入で安全委

 熊本空港で2022年3月、プロペラ機が訓練していた滑走路に、熊本県の防災ヘリコプターが誤って進入した重大インシデントで、運輸安全委員会は27日、調査報告書を公表した。ヘリ側が管制からの待機場所の指示を誤って認識したことが原因としている。

 報告書によると、管制は当時、複数の航空機と交信していた。ヘリには滑走路手前での待機を指示。ヘリの機長は離陸の順番が回ってきたと誤認し、滑走路上での待機が指示されたと思い込んだ。

 トラブルは22年3月7日午前9時50分ごろ発生。プロペラ機は君が淵学園(熊本県)所属で、着陸後すぐに離陸する「タッチ・アンド・ゴー」の訓練中だった。

(2023年07月27日 10時00分 更新)

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