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群馬県知事に山本一太氏が再選 共産推薦新人ら破る

 群馬県知事選で再選を決め、2期目に向けて気合を入れる山本一太氏(左)=23日夜、前橋市
 群馬県知事選で再選を決め、2期目に向けて気合を入れる山本一太氏(左)=23日夜、前橋市
 任期満了に伴う群馬県知事選は23日投開票の結果、無所属現職の山本一太氏(65)=自民、公明推薦=が、県労働組合会議議長の石田清人氏(66)=共産推薦=と日本語学校運営法人元理事長の清水澄氏(74)の無所属2新人を破り、再選を果たした。投票率は29・65%で、過去最低だった2015年の31・36%を1・71ポイント下回った。

 山本氏は前橋市で支援者らを前に、県経済の活性化と多文化共生社会の実現に取り組むと強調。新型コロナウイルス禍に触れ「守りに徹した4年から攻めの4年にしたい」と述べた。

 選挙戦では、県内への企業誘致や新型コロナウイルス対応といった1期4年の実績を強調。高い知名度を生かし、多数の業界団体の推薦や連合群馬の支持を得て、選挙戦を優位に進めた。

 石田氏は最低賃金の引き上げや高齢者の医療費負担の軽減を主張。山本県政に対する批判票の取り込みを狙ったが、伸び悩んだ。前橋市内の選挙事務所で「県民の困難に心を寄せない県政があと4年続くと思うと悔しくてならない。残念だ」と語った。

(2023年07月23日 22時29分 更新)

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