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国交省「トラックGメン」全国に 運転手の労働環境改善へ

 「トラックGメン」の辞令を交付する国交省の鶴田浩久自動車局長=21日午前、国交省
 「トラックGメン」の辞令を交付する国交省の鶴田浩久自動車局長=21日午前、国交省
 国土交通省は21日、運送業者と荷主の取引を監視する「トラックGメン」に任命された162人に辞令を交付した。物流業界の人手不足が懸念される「2024年問題」対策として、全国の地方運輸局などに配置し、運転手の労働環境改善と取引の適正化を促す。

 都内で開いた辞令交付式で、鶴田浩久自動車局長は「持続可能な物流の実現に向け、一層強力に取り組んでほしい」と訓示。辞令を受けた小熊弘明トラック荷主特別対策室長は「運送業を働きがいのある環境にしたい」と決意を述べた。

 Gメンは運送業者にヒアリングし、国が示す「標準的な運賃」の活用状況や、荷主の都合による長時間の荷待ちが発生していないかどうかなどを調査する。

(2023年07月21日 16時18分 更新)

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