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理事長論文に不正疑いで調査委 国立循環器病研究センター

 大阪府吹田市の国立循環器病研究センター
 大阪府吹田市の国立循環器病研究センター
 国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)は19日、大津欣也理事長の論文に不正の疑いがあると外部の指摘があり、第三者委員会を設けて調査すると発表した。8月上旬にも始める。

 センターによると、大津理事長が責任著者となった2003~20年の7本の論文について、実験画像の使い回しがあるなどと6月に指摘があった。センター研究所の元副所長についても同様の指摘があり、調査する。

 センターは厚生労働省に6月末、経緯を報告。大津理事長は「科学者としての良心に基づき、研究活動を行ってきた。一切忖度のない公正中立な調査を行っていただきたい」とコメントしているという。

(2023年07月19日 21時42分 更新)

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