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じん肺訴訟、三菱重工に賠償命令 長崎造船所の下請け作業員

 三菱重工業長崎造船所の長崎工場。奥は長崎市街地=2022年、長崎市
 三菱重工業長崎造船所の長崎工場。奥は長崎市街地=2022年、長崎市
 判決を受け、長崎地裁前で「勝訴」などと書かれた紙を掲げる原告側弁護士ら=18日午前
 判決を受け、長崎地裁前で「勝訴」などと書かれた紙を掲げる原告側弁護士ら=18日午前
 三菱重工業長崎造船所(長崎市)で、作業中に粉じんを吸い込みじん肺になったとして、下請け会社の元従業員2人と提訴後に死亡した1人の遺族が、約1億560万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、長崎地裁(天川博義裁判長)は18日、一部原告について三菱重工に1500万円余りの支払いを命じた。長崎造船所でのじん肺被害を巡る集団訴訟の第4陣。

 訴状によると、3人はそれぞれ1946年から86年までに、長崎造船所で溶接や修繕工事といった作業に携わった。アスベスト(石綿)などの粉じんが発生していたのに、三菱重工が防止対策を怠り、じん肺を発症したとしている。

(2023年07月18日 13時07分 更新)

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