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秋田市、罹災証明受け付け開始 大雨影響で休校も

 罹災証明書の申請窓口に並ぶ住民ら=18日午前、秋田市役所
 罹災証明書の申請窓口に並ぶ住民ら=18日午前、秋田市役所
 河川が氾濫し冠水した秋田市の住宅街=15日午後4時32分(共同通信社ヘリから)
 河川が氾濫し冠水した秋田市の住宅街=15日午後4時32分(共同通信社ヘリから)
 記録的な大雨で広範囲が冠水した秋田市は18日、被災者が公的支援を受けるために必要な罹災証明書の申請受け付けを開始した。市立小中学校は全60校が休校し、他自治体でも休校が相次ぐ。水没や故障して道路上などに放置された車の撤去も課題となっており、県や市は対応を急ぐ。

 市役所の窓口には朝から約30人が疲れた表情で並んだ。仙台市の井上春美さん(52)は実家に住む高齢の母が被災。17日、秋田に戻った。「まさか家が浸水すると思ってなかった。東日本大震災の時に似ている」と話した。

 秋田市内の自動車ディーラーには住民からレッカー移動の依頼が殺到しているといい、担当者は「対応が追い付かず、数日待ちになる」と話す。県と市は災害対策基本法に基づき緊急車両の通行に必要な道路を指定。持ち主による移動が難しい場合は撤去を進める。

 国土交通省東北地方整備局は18日、大雨の影響で橋脚が傾いた広徳寺橋(同県五城目町)をドローンなどで現地調査した。町内で被害に遭った別の橋の調査も進める。

(2023年07月18日 13時12分 更新)

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