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海ごみ削減へ 奈義の児童意見交換 FOS少年団がワークショップ

海ごみがどうすればなくなるかを話し合う団員たち
海ごみがどうすればなくなるかを話し合う団員たち
 深刻な海ごみ問題をテーマにしたワークショップ(岡山県・奈義町FOS少年団連盟、奈義海洋クラブ、山陽新聞社主催)が16日、同町柿の町B&G海洋センターで開かれ、ボランティア活動などに取り組む町内の小学生55人が解決に向け、自分たちができることを話し合った。

 水島地域環境再生財団の塩飽敏史理事・研究員が、海で回収されるごみの7割をポリ袋やプラスチック製品が占めるデータを紹介。「効率的な暮らしが本当の豊かさにつながるのか、考え直す必要がある」と強調した。

 FOS少年団の団員児童たちは8班に分かれ、海ごみの削減に向けた各自の考えを付せんに記し、模造紙にまとめて意見交換。「ポイ捨てをしない」「いらないものは買わないようにする」といった対策を出し合った。

 奈義小6年男子(11)は「どうすれば海に流れ込むごみが減るのか一人一人が考え、行動することが大切」と話した。

 瀬戸内海の豊かな環境づくりを目指し、山陽新聞社が地域と進める吉備の環(わ)アクション「里海 未来へ」の一環。瀬戸内オーシャンズX推進協議会の助成金を受けて開催した。

(2023年07月16日 17時12分 更新)

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