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蒸気噴出、温泉水の安全確認 北海道・蘭越町で調査

 地熱発電の資源量調査現場で噴出する蒸気=5日、北海道蘭越町
 地熱発電の資源量調査現場で噴出する蒸気=5日、北海道蘭越町
 北海道蘭越町で資源調査の掘削中に蒸気が噴出し、周辺の水から高濃度のヒ素が検出された問題で、調査主体の三井石油開発(東京)は13日までに、噴出現場近くにある温泉施設の水のヒ素濃度を調べた結果、1リットルあたり0・14ミリグラムだったと発表した。入浴に問題はないとしている。町は12日、施設を臨時休業したが、13日に再開した。

 施設は「町交流促進センター雪秩父」で、同社が現場にたまった水の一部を排出しているエリアのすぐ近くにある。10日に水を採取して調べていた。

 また同社は12日、新たに4人が目の痛みなどを訴えたと明らかにした。体調不良者は計8人となった。

(2023年07月13日 11時27分 更新)

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