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北海道南西沖地震から30年 遺族「忘れない」、奥尻島

 北海道南西沖地震から30年となり、慰霊碑前に設置された献花台で献花する人たち=12日午後、北海道奥尻町
 北海道南西沖地震から30年となり、慰霊碑前に設置された献花台で献花する人たち=12日午後、北海道奥尻町
 北海道と青森県で計230人の死者・行方不明者を出した1993年の北海道南西沖地震から12日で30年となり、最も被害が大きかった北海道・奥尻島(奥尻町)では、町が島南部の慰霊碑前に設置した献花台で島民らが献花し、犠牲者を悼んだ。親族7人が行方不明になった喜久川幸美さん(84)は「忘れてしまうと、犠牲になった人たちが悲しむ」と話した。

 夕方から夜に行われた慰霊行事では、遺族らが慰霊碑近くで「7・12 30年の今 天と海の青にいつも抱かれ」というメッセージの形に並べられたろうそくに火をともしたほか、灯籠32個を海に流すなどした。

(2023年07月13日 00時41分 更新)

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