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原水協、8月に世界大会 日韓被爆者が核廃絶訴え

 原水爆禁止日本協議会(原水協)などでつくる原水爆禁止世界大会実行委員会は12日、今年の大会を8月4~9日に広島、長崎両市で開くと発表した。日韓の被爆者や米国の水爆実験で被ばくしたマーシャル諸島の住民を招き、核兵器廃絶へのメッセージを発信する。

 広島で8月4~6日に、長崎で7~9日に開く。広島である国際会議には、米国やドイツなどの市民団体が参加し「核兵器のない世界の実現」をテーマに議論。長崎では国連事務次長の中満泉氏が9日に講演する。

 実行委幹部は記者会見で、核抑止論を肯定したG7広島サミットの「広島ビジョン」を批判。「市民社会が核廃絶への流れに導く大会にしたい」と語った。

(2023年07月12日 18時57分 更新)

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