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岡山・中区の公園巡り謎解いて 20日からの催し前に学生が体験

ガイドブックを手に謎解きに挑戦する大学生=岡山ふれあいセンターふれあい広場
ガイドブックを手に謎解きに挑戦する大学生=岡山ふれあいセンターふれあい広場
 岡山市中区にある四つの公園を舞台にした「中区謎解きアドベンチャー」(中区主催)が20日~9月18日に開かれる。園内に隠された謎を解いてキーワードを集め、中区のどこかにある“最後の謎”を探し出す体験型イベントだ。12日には地元大学生を招いた体験会があり、開催に向けて改善点を洗い出した。

 会場は、操山公園里山センター(沢田)▽岡山ふれあいセンターふれあい広場(桑野)▽龍ノ口グリーンシャワーの森(祇園)▽新岡山港市民の森(新築港)。主に小学生の参加を想定し、期間中は自由に訪れて謎解きに挑戦できる。

 各園には言葉遊びやクイズなどの問題が書かれた「謎解きボード」を1枚ずつ設置。園内外にあるヒントのボードを参考に全ての謎を解くと計8文字のキーワードを入手でき、五つ目となる最後の謎の在りかが浮かび上がる。専用サイトに答えを入力すると、抽選で50人に中区の特産品が当たる。

 体験会は就実大、山陽学園大の学生6人が里山センターとふれあい広場で謎解きに挑み、アンケートで「ヒントが書かれたボードの位置が高くて小学生には見えにくい」「ボードが森に近すぎて虫やヘビが出そう」など気になった点を報告。学生の意見を参考に区職員が改善方法を検討する。

 市街地の中に自然が点在する中区の魅力を体感してもらおうと企画した。開催に先立ち、イベントのガイドブックを1万2千冊発行して中区の小学校に配ったほか、市全域の公民館や区役所でも配布している。

 中区役所総務・地域振興課は「区内を幅広く巡ってもらえるように謎を配置した。各公園は場所が離れているので、保護者と一緒に車で回って楽しんでほしい」としている。

(2023年07月12日 17時02分 更新)

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