山陽新聞デジタル|さんデジ

愛育委員 赤ちゃん訪問9万人に 岡山市、絵本や子育て情報届ける

「こんにちは赤ちゃん事業」9万人目となり、佐藤会長(左)から絵本を贈られる荒井さん親子
「こんにちは赤ちゃん事業」9万人目となり、佐藤会長(左)から絵本を贈られる荒井さん親子
 生後4カ月ごろまでの乳児の家庭を地元の愛育委員が訪ね、育児相談に応じたり子育て情報を届けたりする岡山市の「こんにちは赤ちゃん事業」で、訪問した赤ちゃんが12日、累計で9万人に達した。

 節目となったのは岡山市南区妹尾の会社員荒井敏裕さん、舞さん夫妻の長女咲陽(さや)ちゃんで、妹尾学区愛育委員会の佐藤真理子会長(54)らが訪問。舞さんに「眠れていますか」「頼りにできる人はいますか」と声をかけ、絵本や子育て情報を載せたチラシを手渡した。

 記念品として市のイメージキャラクターの縫いぐるみもプレゼントした。舞さんは「図書館に行く暇がなく、絵本がもらえてありがたい」と話した。

 事業は子育て中の保護者を地域全体で支援する狙いで、2008年12月に始まった。22年度は対象者の97%にあたる5105人を訪問。事業に登録している愛育委員は465人(23年5月現在)。

(2023年07月12日 13時02分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ