山陽新聞デジタル|さんデジ

出生直後「赤ちゃんポスト」に 津市の暴行死疑い女児

 津市で5月、4歳女児に暴行し死なせたとして母親が逮捕された事件で、女児が生後間もなく、熊本市の慈恵病院が運営する親が育てられない子を匿名でも受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)に預けられていたことが8日、病院への取材で分かった。母親と女児の名前、女児の生年月日が一致したという。

 病院によると、2019年2月に女児を受け入れた。その後、母親は「経済的に厳しく育てられない」と話した。母親は自身の名前を明かし、女児は熊本県内の乳児院を経て、三重県に戻ったとみられる。

 慈恵病院の蓮田健院長は「亡くなった子の命を思うと非常に残念だ」と語った。

(2023年07月08日 12時38分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ