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小川洋子さんに県文化特別顕賞 岡山県発表、04年に続き2度目

小川洋子さん
小川洋子さん
 岡山県は5日、2022年度の日本芸術院賞を受賞した岡山市出身の小説家小川洋子さん(61)=兵庫県西宮市=に岡山県文化特別顕賞を贈ると発表した。小川さんの受賞は04年に続いて2度目となる。

 小川さんは1988年に作家デビューし、91年に「妊娠カレンダー」で芥川賞を受賞。1度目の県文化特別顕賞を受けて以降も次々と作品を発表し、2021年には菊池寛賞に輝いている。一方、県などが主催する内田百閒文学賞の審査員を長年務め、県の文芸活動の振興や後進の育成に貢献したことも評価された。

 伊原木隆太知事は記者会見で「小川さんの作品は海外での評価も高く、県民として大変誇らしい。文学界の第一人者として引き続き活躍してもらいたい」と述べた。

 県文化特別顕賞は01年に創設。文化、学術分野で顕著な功績のあった県ゆかりの個人や団体をたたえている。これまでに10人が受賞し、2度の受賞は小川さんが初めてとなる。贈呈式は27日に県庁で行う。

(2023年07月05日 12時16分 更新)

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