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小林工業が移動式サウナ開発 軽トラックに載せた小型も

大型の移動式ユニットサウナ(右)と小型を載せたサウナカー
大型の移動式ユニットサウナ(右)と小型を載せたサウナカー
 住宅建築販売の小林工業(美作市巨勢)は地元産木材を使った移動式ユニットサウナを開発し、3日に公開した。基礎工事や組み立てが不要で、搬入後すぐに使用できるのが最大の売り。注文受け付けを始め、ユニットサウナを軽トラックに載せたサウナカーのレンタルも今月中に開始する。

 最大8人が利用可能な大型は幅2・1メートル、奥行き3・1メートル、高さ2・7メートル。外側には雨に強いスギ、内側に香りの良いヒノキを使用し、まきストーブで室内を暖める。水蒸気を発生させるロウリュも可能。フレームを鉄骨にしたことで、木材のみより約3倍の耐久性があるという。価格は275万円。

 同社は元々、住宅向けのまきストーブを扱っており、地元産木材の魅力をアピールしようと企画した。4人まで入れる小型を取り付けたサウナカーはアウトドアやイベントでの利用を想定し、1日3万円で貸し出す。同社向かい側の吉野川沿いでは空き店舗を改装し、ユニットサウナ付きカフェも今秋にオープンさせる。

 小林裕昌社長は「まずはレンタルやカフェでユニットサウナの魅力を体感して“整って”もらいたい」と話している。

(2023年07月03日 19時52分 更新)

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