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四角いスイカの出荷開始 観賞用に人気、香川・善通寺市

 出荷が始まった「四角スイカ」=3日午前、香川県善通寺市
 出荷が始まった「四角スイカ」=3日午前、香川県善通寺市
 さいころのような形をした香川県善通寺市の特産品「四角スイカ」の出荷が3日、同市で始まった。長持ちするよう完熟前に収穫するため食用には向かないが、見た目の面白さから観賞用として根強い人気がある。現在は8軒の農家が生産。卸売価格は1個約1万円で、7月中旬までに約300個の出荷を見込む。

 四角スイカは1辺約18センチ。地元農家の生産部会が約50年前に地域を盛り上げようと開発した。実がある程度大きくなったら、箱形の容器をはめて成形する。

 生産者が年々減少し、後継者不足が心配されていたが、今年は新たに3軒の若手農家が仲間入りした。

(2023年07月03日 10時09分 更新)

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