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救急車脱輪、搬送6分遅れ 生後8カ月の女児死亡、大阪

 大阪府岸和田市消防本部は2日、心肺停止していた生後8カ月の女児を搬送していた救急車が脱輪し、病院到着が約6分遅れたと発表した。女児は病院で死亡が確認された。遅れとの因果関係は調査中としている。

 消防本部によると、2日午前0時10分ごろ、女児の父親から「娘が呼吸していない」と119番があり、現場へ急行。搬送を始めた直後の同23分、女児宅近くの市道で、側溝に右後輪がはまり脱輪した。走行不能になったため、同行していたポンプ車が同27分に女児を収容して病院に搬送したが、死亡が確認された。

 運転していたのは20代の男性消防士で、救急車両の運転歴は3年。

(2023年07月02日 15時47分 更新)

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