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警察官の業務「やりがい感じた」 岡山、大学生ら鑑識など体験

指紋採取に取り組む高校生ら
指紋採取に取り組む高校生ら
 警察業務の魅力を伝え、人材確保につなげる体験会(岡山県警主催)が1日、岡山市北区御津中山の県運転免許センターで行われた。県内外の高校、大学生38人が刑事や交通など各分野の仕事の一端に触れた。

 鑑識活動の体験では、空き巣被害に遭った民家に見立てた会場の一角で犯人の痕跡集め。現役警察官の助言を受けながら、手がかりが残っていそうな場所を推理し、専用の粉やはけを使って空き缶から指紋を採取したり、強力なライトを床に当てて足跡を浮かび上がらせたりした。

 交通機動隊員による白バイ走行も見学し、制服を試着。若手警察官との座談会では、採用試験の勉強法や勤務体系について熱心に質問していた。

 岡山南高3年の生徒(17)は「犯罪の証拠を自分の力で探し出す楽しさなど仕事のやりがいを感じられ、警察官を目指す気持ちがより強くなった」と話した。

(2023年07月01日 17時57分 更新)

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