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デジタルマネー9月から実証実験 会員事業所で岡山県会議所連など

「おかやまデジタルマネー」のホームページ
「おかやまデジタルマネー」のホームページ
 岡山県商工会議所連合会(岡山市北区厚生町)などは、飲食、小売店など県内商工会議所の会員事業所で使えるデジタルマネーの実証実験を9月1日~12月24日に行う。20%のプレミアム付きで、利用者はスマートフォンの専用アプリを使って決済する。会員のデジタル化を進める狙いで初めて企画。実験に参加する会員も、千事業所を目標に今月30日まで募集している。

 デジタルマネーは、県内商工会議所で専用カード(1枚5千円)を購入し、カードに記載されたコードを専用アプリで読み取れば、6千円分がチャージされる仕組み。連合会などはカード4万枚(総額2億4千万円分)を発行予定。購入限度は1人4枚で、応募多数の場合は抽選する。

 購入希望者は、7月上旬に公開される専用アプリをダウンロードし、8月1~20日に公式ホームページで申し込む。アプリを通じて当落の連絡がある。専用カードは9月中に購入する。

 「おかやまデジタルマネー実証実験」と銘打ち、実験を通じて出てくる課題を検証し、実用化につなげる。会員はインターネット環境があれば参加できる。希望する会員は、公式ホームページから申請する。審査を通れば、マニュアルや店頭に置く専用コードが届く。

 連合会は「キャッシュレスの流れが加速する中、デジタル化に対応できていない店も多いはず。実験をきっかけに取り組んでほしい」としている。

 問い合わせは事務局(050―3507―8711)。

(2023年06月27日 16時12分 更新)

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