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陸から海に流れ出るごみ減らそう 倉敷で住民ら協議 アイデア次々と

海ごみを減らすアイデアを出し合う地域住民や高校生ら
海ごみを減らすアイデアを出し合う地域住民や高校生ら
 深刻な海ごみ問題について考えるワークショップ「豊かな瀬戸内海を取り戻すプロジェクト―ゴミ減量化作戦」(倉敷市福田中学校区人権学習推進委員会、山陽新聞社主催)が25日、同市福田町古新田の福田公民館で開かれた。住民や高校生ら約30人が、陸から出るごみをいかに減らすか意見を出し合った。

 「2025年までに陸から海に流れ出るごみを7割減らす」との目標を立て、達成方法を5グループで協議。「ペットボトルを1本千円にしては」「ごみ回収ロボットを開発する」「3世代を巻き込むイベントを開く」といった案が次々と飛び出した。水島地域環境再生財団の塩飽敏史理事・研究員が「常識を打ち破るアイデアが問題解決のきっかけになり得る」と講評した。

 海や用水路のごみ調査結果を報告した古城池高3年の男子生徒(17)と別の男子生徒(17)は「世代の違う人の意見は勉強になった。考えた企画案を実践してみたい」と話していた。

 福田中学校区では8月20日、同中生徒や住民らが、ごみ拾いをすることにしている。

(2023年06月25日 18時21分 更新)

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