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応急処置 児童3人一組で挑戦 岡山の病院でメディカルラリー

けが人に応急処置を施す子どもたち
けが人に応急処置を施す子どもたち
 心肺蘇生やけがの手当ての方法を学び、競争形式で実践する「子どもメディカルラリー」が24日、岡山市北区国体町の岡山済生会総合病院であり、同市の小学5、6年生30人が急病人や事故の負傷者の応急処置に挑んだ。

 外傷の処置やAED(自動体外式除細動器)の使い方を学んだ後、3人一組で臨んだ。病院スタッフが正確さやチームワークを評価した。

 交通事故で歩行者が腕を骨折し、脚から出血したと想定した場面では、けがの状態を確認して1人が119番。その間に別の児童が通行人から借りた雑誌を腕にあてがって固定し、脚にタオルを押し当てて圧迫止血した。急病で倒れた人の処置などにも取り組んだ。

 就実小6年女子(11)は「少し戸惑ったけれど、いざという時には正しい対応を考えてから行動できるようにしたい」と話していた。

(2023年06月24日 19時33分 更新)

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