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奄美の孤立、2日ぶり解消 記録的大雨、停電も復旧

 鹿児島県・奄美大島の土砂崩れの被害調査へ派遣される緊急災害対策派遣隊の出発式=23日午後、福岡市(九州地方整備局提供)
 鹿児島県・奄美大島の土砂崩れの被害調査へ派遣される緊急災害対策派遣隊の出発式=23日午後、福岡市(九州地方整備局提供)
 記録的な大雨が降った鹿児島県奄美大島で23日午後、土砂崩れにより道路がふさがれていた宇検村の住民365人の孤立状態が解消した。21日から複数箇所が通行止めとなっていたが、孤立集落につながる県道の土砂撤去が進み、片側通行が可能になった。島内の停電は復旧し、一時3千世帯以上で起きていた断水も約30世帯まで減少した。

 県などによると、宇検村では23日、通勤通学や生活物資の輸送のため、村中心部と孤立していた集落を結ぶチャーター船の運航を始めていた。24日まで運航する。

 国土交通省九州地方整備局は23日、緊急災害対策派遣隊を派遣。ドローンで土砂の流出規模などを調査する。

(2023年06月23日 20時12分 更新)

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