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八角理事長、還暦に感慨 「現時点でも悔いはない」

 インタビューに答える日本相撲協会の八角理事長
 インタビューに答える日本相撲協会の八角理事長
 日本相撲協会の八角理事長=元横綱北勝海、本名保志信芳、北海道出身=が22日に60歳の誕生日を迎え、このほど共同通信のインタビューで心境を語った。猛稽古を積んだ現役時代、協会トップとして重責を担う相撲人生に感慨をにじませた。

 ―還暦は一つの節目。

 「大忙しの60歳だね。現役時代は一日一日が長く感じたが、部屋を持ってからは、あっという間だ。周囲に支えられ、自分の持てる以上のものを出してきているから、現時点でも全く悔いはない」

 ―23歳で横綱昇進。

 「とにかく必死にやった。横綱は孤独であり、相撲の象徴である。誰でもできることではない。務められて光栄だった。冷凍治療や1日8時間のリハビリで腰痛を克服し、復活優勝もできた。本当にやり切った」

 ―2015年12月から理事長を務める。

 「理事長は横綱以上の重圧があるかもしれない。後で振り返ったら大変だったなと思うだろうが、今は真っただ中だ。不祥事や新型コロナウイルスへの対応など、本当に没頭して、その問題をクリアしてきた」

(2023年06月21日 17時44分 更新)

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