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菅裕明東大教授にウルフ賞 イスラエル、芸術部門で中谷氏

 ウルフ賞を受賞しイスラエルのヘルツォグ大統領からメダルを授与される東京大の菅裕明教授=15日、エルサレム(共同)
 ウルフ賞を受賞しイスラエルのヘルツォグ大統領からメダルを授与される東京大の菅裕明教授=15日、エルサレム(共同)
 【エルサレム共同】優れた業績のあった科学者や芸術家を顕彰するウルフ賞(イスラエルのウルフ財団主催)の授賞式が15日、エルサレムで開かれ、化学部門で東京大の菅裕明教授が受賞した。日本人の化学部門受賞は2018年に受賞した藤田誠氏以来で3人目。芸術部門では、現代美術家の中谷芙二子氏が受賞した。

 菅氏は「特殊ペプチド(アミノ酸化合物)」と呼ばれる医薬品の候補となる物質の合成技術を開発。体内で分解されにくく、安定しているため、財団は「新世代の医薬品への道を開いた」と評価した。

 菅氏は共同通信に「患者を助ける薬をつくるのが目標だ」と喜びを語った。

(2023年06月16日 10時28分 更新)

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