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「ねねの色」桔梗に決まる 没後400年 京都・高台寺募集

イラストは高台寺公認キャラクター「北政所ねね様」
イラストは高台寺公認キャラクター「北政所ねね様」
 豊臣秀吉の正室、北政所ねねが建立した高台寺(京都市)がウェブ投票などで募集していた「ねねの色」が桔梗(ききょう)色に決まった。広報やイベントなどで活用する。

 ねねは初代足守藩主木下家定の妹で、江戸初期の岡山城主小早川秀秋はおいに当たる。

 投票は来年没後400年を迎えるねね遠忌事業の一環で4月18日~5月20日、同寺ホームページなどで開催。日本の伝統色16色の中から任意の色を選んでもらった。

 総投票数は482票で、1位の桔梗色は109票(22・5%)を獲得。「高貴な色でねね様にふさわしい」「桔梗の花言葉は『変わらぬ愛』。秀吉公を支えたねね様にふさわしい」とした理由が多かった。2位は鴇(とき)色で70票(14・8%)、3位は黄金色で60票(12・6%)だった。

 同寺は「今までねね様をイメージする色は人によってさまざまだった。桔梗色に決まったことで積極的に活用していきたい」と話している。

(2023年06月15日 19時34分 更新)

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