笠岡市立竹喬美術館(同市六番町)で開催中の特別展「近現代日本画 三重県立美術館名品展」は18日まで。14日も、明治から昭和にかけて日本画壇をけん引した画家たちの優品をファンらが楽しんでいた。
同市出身の日本画家・小野竹喬(1889~1979年)が若き日に三重県・志摩半島の風景を描いた縁から、両美術館の所蔵品交換展として企画。東西の巨匠を中心にした22人の38点を展示した。
大正期の京都画壇の中心的存在だった山元春挙の「山村暮雪」は、雪山の威容を西洋の写実的な技法で精密に描写。豪放な作風で戦後に活躍した横山操の「瀟湘(しょうしょう)八景」は、中国山水画の伝統的画題を独自の技法で鮮烈に表現している。
訪れた人々は、近代化が進む社会を背景に、日本画の革新に挑んだ画家たちの軌跡を丹念に鑑賞。瀬戸内市の女性(71)は「横山操さんの力強い作品に目を奪われた」と話していた。
山陽新聞社共催。
同市出身の日本画家・小野竹喬(1889~1979年)が若き日に三重県・志摩半島の風景を描いた縁から、両美術館の所蔵品交換展として企画。東西の巨匠を中心にした22人の38点を展示した。
大正期の京都画壇の中心的存在だった山元春挙の「山村暮雪」は、雪山の威容を西洋の写実的な技法で精密に描写。豪放な作風で戦後に活躍した横山操の「瀟湘(しょうしょう)八景」は、中国山水画の伝統的画題を独自の技法で鮮烈に表現している。
訪れた人々は、近代化が進む社会を背景に、日本画の革新に挑んだ画家たちの軌跡を丹念に鑑賞。瀬戸内市の女性(71)は「横山操さんの力強い作品に目を奪われた」と話していた。
山陽新聞社共催。
(2023年06月14日 19時00分 更新)