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IAEA事務局長、7月来日 福島原発視察、首相と会談

 グロッシIAEA事務局長(ゲッティ=共同)
 グロッシIAEA事務局長(ゲッティ=共同)
 東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出計画を検証している国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が7月上旬に来日し、岸田文雄首相と会談する調整に入った。福島第1原発の視察も検討している。政府関係者が13日、明らかにした。

 IAEAは放出計画への評価を盛り込んだ包括報告書を6月中にも公表する予定。グロッシ氏はこの内容を首相に直接説明するとみられる。

 IAEAは政府の依頼を受け、放出の安全性や原子力規制委員会の審査の妥当性を確認するため5月に調査団を派遣した。政府と東電は夏ごろの放出開始を目指している。

(2023年06月14日 01時03分 更新)

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