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船頭の足場固定で転落防止を 京都の川下り事故、再開「早く」

 かじ取り役の足を固定するストラップ設置などの対策をした舟=12日、京都府亀岡市
 かじ取り役の足を固定するストラップ設置などの対策をした舟=12日、京都府亀岡市
 京都府亀岡市の桂川(通称保津川)で3月28日、観光客向け川下りの舟が転覆し船頭2人が死亡した事故で、運航する保津川遊船企業組合は12日、亀岡市で記者会見し、転落防止のために船頭の足場を固定するといった再発防止対策を発表した。再開時期については「早く再開したい」と述べるにとどめた。

 組合によると、事故では、かじ取り役の船頭がバランスを崩して落水。舟の進行方向を決めるかじの持ち手が水に沈んだため、舟に乗っていた別の船頭も操作できなくなり、岩に衝突した。

 対策では、かじ取り役の船頭の足を固定するストラップを設置する他、かじの位置を正常に保つロープを増設する。

(2023年06月12日 19時35分 更新)

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