【ロンドン共同】スイスの金融最大手ＵＢＳは１２日、地元メディアなどに書簡を公開し、ライバルの２位クレディ・スイスの買収手続きを完了したと明かした。米銀破綻の余波で経営危機に陥ったクレディに対する事実上の救済合併となる。金融機関を巡る信用不安が今もくすぶる中、経営の安定化や信頼回復に向けた手腕が問われる。
書簡は、コルム・ケレハー会長とセルジオ・エルモッティ最高経営責任者（ＣＥＯ）の連名で出し「（合併は）困難を伴うことを知っている。しかし素晴らしいチャンスであることも分かっている」と表明した。
クレディは３月の米シリコンバレー銀行破綻後に信用不安が深刻化し、資金流出が加速した。
書簡は、コルム・ケレハー会長とセルジオ・エルモッティ最高経営責任者（ＣＥＯ）の連名で出し「（合併は）困難を伴うことを知っている。しかし素晴らしいチャンスであることも分かっている」と表明した。
クレディは３月の米シリコンバレー銀行破綻後に信用不安が深刻化し、資金流出が加速した。
（2023年06月12日 18時49分 更新）
