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在来線、局地豪雨で列車速度制限 JR東、新基準導入

 JR東日本は6日、局地的な豪雨に対応して列車の速度を制限するシステムを在来線全線に導入すると発表した。気象庁がリアルタイムで配信する1キロ四方ごとの雨量データを線路に掛け合わせ、規制値を超えた区間では列車の速度を時速35キロ以下に抑える。18日から運用を始める。

 JR東によると、駅や線路沿いに設置している雨量計による規制は今後も続ける。ただ、雨量計の設置間隔は10キロごとで、近年増加している短時間に局地的に降る大雨には対応しきれていなかった。気象庁がレーダーで観測して配信しているデータを活用することで、低コストでより詳細に状況を把握できる。

(2023年06月06日 17時18分 更新)

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