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山形で住民のミサイル避難訓練 北朝鮮「衛星」予告念頭に

 山形県高畠町で行われたミサイル避難訓練で、頭部を守る参加者=6日午後
 山形県高畠町で行われたミサイル避難訓練で、頭部を守る参加者=6日午後
 国と山形県などは6日、北朝鮮による相次ぐ弾道ミサイル発射や「軍事偵察衛星」の再打ち上げ予告を念頭に、同県高畠町で住民らによる避難訓練を実施した。図書館と公立病院、文化ホールの3カ所で計約80人が緊急時の手順を確認した。

 他国がミサイルを撃った想定で実施。全国瞬時警報システム(Jアラート)のサイレンが防災無線から流れると、文化ホールでは近くの駐車場にいた参加者が窓のない部屋に逃げ込み、頭部を守る姿勢を取った。病院では入院患者が窓から離れ、爆風を避けるために布団をかぶった。

 政府は来年3月までに全国36自治体での訓練を計画している。高畠町は2カ所目。

(2023年06月06日 17時31分 更新)

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