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かいけつゾロリ35周年で記念展 矢掛、作中登場の“お宝”模型も

「かいけつゾロリ」シリーズの世界を楽しむ親子連れ
「かいけつゾロリ」シリーズの世界を楽しむ親子連れ
 児童文学作家原ゆたかさん(70)が手がける人気児童書の世界を紹介した特別展「かいけつゾロリ大冒険展」(岡山県矢掛町、町教委、やかげ郷土美術館主催)が、矢掛町矢掛の同美術館で開かれている。原画や、作中に登場する“お宝”の模型が会場を彩り、家族連れらが楽しんでいる。7月9日まで。

 1987年に誕生した「かいけつゾロリ」の35周年記念企画。いたずらの王者を目指して修行の旅を続けるキツネ・ゾロリと仲間の冒険を描くシリーズ(既刊72巻)の中から、1巻「ドラゴンたいじ」~70巻「きょうふのダンジョン」の原画やスケッチなど約110点を並べた。

 原さんの解説文も添えられ、14巻「きょうふのサッカー」(1993年刊)に登場するカッパは、当時サッカーのJリーグで活躍したアルシンド選手がモデルと説明している。ゾロリが冒険で手に入れたお宝「ブタンカーメン」の模型、再現された原さんのアトリエなどもある。

 子どもたちは興味津々といった様子で、岡山市立山南学園2年の女子(7)は「ゾロリが大好き。絶対もう一度来たい」と話した。

 月曜休館。観覧料は一般800円、中高生400円、小学生200円。会期中に予定する関連イベントは全て定員に達した。問い合わせは同美術館(0866―82―2110)。

(2023年06月06日 16時34分 更新)

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