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梅の実青々 後楽園で収穫始まる 「お庭そだち」の梅酒やジャムに

梅の実を収穫する造園業者
梅の実を収穫する造園業者
青々と膨らんだ後楽園の梅の実
青々と膨らんだ後楽園の梅の実
 岡山市の後楽園で31日、梅の実の収穫が始まった。梅雨空の下、青々と膨らんだ実を摘み取る初夏の光景が観光客らの目を楽しませている。

 園内の梅林(約1500平方メートル)で「白加賀」「鶯宿(おうしゅく)」など20品種計約100本を栽培。園によると、今年は日照や降水量がほどよく、実は大粒で品質も良好という。

 造園業者7人が脚立に上るなどし、直径3~4センチほどに膨らんだ実を一つずつ丁寧にもぎ取った。朝は時折小雨が降り、写真撮影に訪れた同市南区の女性(51)は「雨のしずくが実や葉に付き、一層みずみずしく感じる。味わってみたい」と話した。

 6月1日も収穫し、収量は例年並みの約500キロを見込む。後楽園のオリジナルブランド「お庭そだち」の一つとして梅酒や梅ジャムなどに加工し、園内の売店で販売する。

(2023年05月31日 11時58分 更新)

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