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三陸鉄道の赤字幅縮小、岩手 コロナ禍から回復の兆し

 東日本大震災で被災した岩手県の第三セクター三陸鉄道(宮古市)は30日、2022年度決算の純損失が80万円で2期連続の赤字だったと発表した。赤字幅は前期の450万円から縮小。新型コロナウイルス感染が落ち着き、観光客利用が増えたことで、本業の鉄道事業が回復した。直営店など関連事業も好調だった。

 経常損失は6億5500万円で、赤字は29年連続。人件費削減や、社屋照明を発光ダイオード(LED)に交換するなどの経費削減に努め、赤字幅は縮小したが、県と沿線市町村からの運行支援交付金に依存する経営が続いている。

(2023年05月30日 18時59分 更新)

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