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F16供与にロシアが反発強める 欧米との直接衝突の恐れも

 スウェーデン空軍のグリペン戦闘機=2011年(AP=共同)
 スウェーデン空軍のグリペン戦闘機=2011年(AP=共同)
 米国が欧州の同盟国によるウクライナへのF16戦闘機供与を容認したことに、ロシアで反発が強まっている。プーチン政権高官は「戦場で破壊する」と強調。軍事専門家は、F16がNATO諸国を拠点にロシアを攻撃すれば「拠点を攻撃せざるを得ない」と述べ、ロシアと欧米の直接衝突に発展する恐れを指摘する。

 ロシア外務省のザハロワ情報局長は24日、ウクライナへのF16供与について「状況を悪化させるだけ」と欧米を批判。リャプコフ外務次官も「他の兵器と同様、ロシア軍の合法的な標的になる」とし、「いずれにせよロシアは軍事作戦の目標を達成する」と強調。戦況の転換にはつながらないとの見方を示した。

(2023年05月26日 19時34分 更新)

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