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岡山産フルーツでパフェ風大福 ニコー光斗、初の冷凍スイーツ

フルーツパフェをイメージしたニコー光斗の大福
フルーツパフェをイメージしたニコー光斗の大福
 菓子製造販売のニコー光斗(岡山県早島町前潟)は、県産果実などを使った新商品「岡山フルーツ ぱふぇ 大福」を売り出した。同社としては初めての冷凍スイーツで、県外や海外への販路開拓を目指す。

 岡山商工会議所などが進める「フルーツパフェの街おかやま」から着想した商品。カットしたイチゴやオレンジといった果実のほか、クリームやこしあん、バウムクーヘンを求肥(ぎゅうひ)で包んだ。クリームは生クリームやチョコ味など5種類を用意した。果実は季節ごとに変える。

 常温ではなく、3時間ほど冷蔵庫でゆっくり解凍して食べる。滑らかな口溶けが楽しめるよう、原料の配合やクリームの量などを工夫した。オープン価格。2月ごろから、県内のスーパーなどで販売している。

 同社は生のフルーツ入り大福を販売していたが、消費期限が2、3日間と短く、売れ残った場合の廃棄が課題になっていた。新商品は県商工会連合会(岡山市北区弓之町)と中小企業基盤整備機構(東京)の支援を受けて開発。冷凍することで、消費期限が30~90日間に延びるという。

 藤井俊彦社長は「現在は手作りだが、今後は機械を導入して量産体制を確立し、岡山の新名物として発信したい」と話している。

(2023年05月24日 16時46分 更新)

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