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ウクライナ避難3家族に支援金 岡山市国際交流協、市民の浄財で

大森市長(右)から現金やバレエ公演のチケットを受け取った避難者
大森市長(右)から現金やバレエ公演のチケットを受け取った避難者
 ロシアの侵攻を受けるウクライナから岡山市内に避難してきた3家族5人を支えようと、市国際交流協議会(事務局・市国際課)は22日、1人当たり現金5万円と7月に市内で開かれるウクライナ国立バレエ公演のチケットを贈った。市民からの浄財の一部を使った。

 市役所で贈呈式が行われ、大森雅夫市長が出席した3家族4人に手渡した。懇談会もあり、市長はウクライナのゼレンスキー大統領が参加した先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)を話題にしながら、岡山市での暮らしについて尋ねた。

 ウクライナのハルキウで暮らしていた女性(37)は「サミットでは多くの国から応援されていると感じ、勇気が出た。ウクライナに残っている両親が心配なので早く帰れるようになれば」と話した。

 協議会は来年3月末まで市役所や区役所などに募金箱を設置している。今年3月末までに115万7072円が寄せられた。

(2023年05月23日 19時34分 更新)

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