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倉敷中3不明 発見至らず半年 両親「無事でいて」 情報提供訴え

梶谷恭暉さん
梶谷恭暉さん
情報提供を求めるツイッターのアカウント
情報提供を求めるツイッターのアカウント
 倉敷市浜町、梶谷恭暉(みつき)さん(15)の行方が分からなくなってから13日で半年となる。倉敷署が公開捜査し、これまでに130件を超える目撃情報が寄せられたが、発見には至っていない。両親は無事を願うとともに、引き続き広く情報提供を呼びかけている。

 中学3年生だった梶谷さんは昨年11月13日の日曜日午後、自宅リビングで家族が見たのを最後に行方不明に。同署や両親によると、JR倉敷駅近くの商業施設に本人の自転車があり、同日のうちに梶谷さんとみられる人物が三原市のJR三原駅や三原港にいるのが防犯カメラの映像などから確認された。翌14日には同市沖・生口島の路上でスマートフォンや本が見つかっている。

 本人からの連絡がない中、同署への目撃情報は中四国や関西圏などから133件(10日時点)に上る。広島県内で中高生らしい少年から「(国道)2号線はどっちですか。岡山に帰る方向が分からなくて」と尋ねられたとの内容もあった。ただ、有力な手がかりは得られないまま。一方で、事件性を疑わせる情報もないという。

 両親は目撃された場所に出向いたり、ツイッターに専用アカウントを開設したりしてさらなる情報提供を訴えるなど、懸命に捜索を続ける。協力者への感謝を示し「安否だけでも確認したい。無事でいてくれさえすれば」と一日も早い発見を願った。

 当時の身長は約170センチで、黒の長袖、白か灰色の長ズボン姿。カーキ色のサンダルを履いていた。情報提供は倉敷署(086―426―0110)。

(2023年05月12日 18時44分 更新)

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