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松村沙友理「一体感味わって」 「劇場版 推し武道」公開へPR

「温かい気持ちになってほしい」と思いを込める松村
「温かい気持ちになってほしい」と思いを込める松村
「ライブシーンは劇場で見るとさらに迫力がある。他のお客さんと一緒に見る空気感も楽しんで」と話す松村
「ライブシーンは劇場で見るとさらに迫力がある。他のお客さんと一緒に見る空気感も楽しんで」と話す松村
「一緒に応援するかのような一体感を味わって」と話す松村
「一緒に応援するかのような一体感を味わって」と話す松村
PRのため来岡した松村
PRのため来岡した松村
「役の気持ちが乗っていました」と手応えを語る松村
「役の気持ちが乗っていました」と手応えを語る松村
「推す側の大変さを新鮮に感じた」という松村
「推す側の大変さを新鮮に感じた」という松村
 岡山が舞台の人気漫画を原作にした「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」が12日、全国公開される。推しのアイドルに人生をささげる主人公を演じるのは、元乃木坂46の松村沙友理。PRのため来岡し、「ファンとアイドルの絆を描いた優しい物語になっている。大好きなものに一生懸命になるっていいなと、見た人に温かい気持ちになってほしい」と思いを込める。

 岡山で活動する7人組の地下アイドルグループ「ChamJam(チャムジャム)」と、全ての時間とお金をかけて応援するファンらを描くコメディー。原作は倉敷市出身の漫画家・平尾アウリが手がけ、累計発行部数は100万部を超える。「推し武道」の愛称で親しまれ、2020年にテレビアニメ化、22年に連続ドラマ版を放送。劇場版はドラマのキャストが続投し、美作市出身の大谷健太郎監督がメガホンを握った。

 松村が熱演する「えりぴよ」は、ChamJamの人気最下位メンバー・市井舞菜(伊礼姫奈)ひとすじの伝説的ファン。約10年活動した乃木坂46は推される側だったが、「ライブのために各地に移動したり、長時間並んだり、推す側の大変さを新鮮に感じた」。せりふには、握手会で実際に言われた言葉もあり「自分が経験してきたことを思い出しながら演じていた」と振り返る。

 劇中では、グループに東京進出の話が浮上する中、人気が伸び悩み落ち込む舞菜を熱い応援で励ます。「舞菜の良さをプレゼンテーションでみんなに伝える場面は、アドリブで演じた大好きなシーン。役の気持ちが乗っていました」と手応えを語る。

 昨年8、9月に岡山市中心部などで行われたロケの際は「岡山名物のデミカツがおいしかった。ロケ弁にもなっていて、たくさん食べた」。スクリーンに映し出される旭川や路面電車など、岡山らしい風景も見どころ。ご当地アイドルの専用劇場「岡山スマイルホール」はChamJamの活動拠点として登場し、表町商店街のアムスメール上之町時計台では、重要なライブシーンが撮影された。

 「完成度やクオリティーもすごい」というChamJamを、さまざまな方法で推すファンたち。「個性豊かなキャラクターたちにきっと共感してもらえると思う。劇場で一緒に応援するかのような一体感を味わってほしい」

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 「劇場版 推しが武道館いってくれたら死ぬ」はイオンシネマ岡山、TOHOシネマズ岡南、MOVIX倉敷などで上映予定。

(2023年05月03日 17時26分 更新)

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