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小黒三郎賞 鏡野の安東さんがGP 美作の博物館で創作玩具公募展

応募作品が並ぶ会場。手前右がグランプリの「つまんで…」、その奥が特別審査員賞の「いろおり」
応募作品が並ぶ会場。手前右がグランプリの「つまんで…」、その奥が特別審査員賞の「いろおり」
 美作市ゆかりの玩具デザイナー小黒三郎さん=神奈川県鎌倉市=の寄付を基に創設した「小黒三郎賞・創作玩具公募展」(美作市などの実行委主催)の受賞作8点が決まり、同市湯郷の現代玩具博物館・オルゴール夢館3号館で披露されている。7日まで。

 子ども167人の投票で選ばれたグランプリは安東秀幸さん(71)=岡山県鏡野町=の「つまんで・ならべて・落っこちて」。ビー玉54個が入る穴の下に敷かれた板を引き抜き、ビー玉を落として遊ぶ。

 専門家2人による特別審査員賞は阿部一富さん(63)=秋田県=の「いろおり」。7色98本ある棒状の布を手で縦横に織って色合わせを楽しむ。

 「子どもたちへのメッセージ」をテーマに1~2月に公募。全国から寄せられた全29点が展示され、触って遊ぶことができる。

 公募展は2020年度から2年ごとに企画し、今回が2回目。開館は午前10時半~午後4時(7日は同3時まで)。入館料は近くの本館と共通で一般800円、小学生以下~4歳400円。

 他の受賞者は次の皆さん。(関係分、敬称略)

 準特別審査員賞 向井宏志(岡山市)▽佳作 小阪三郎(美作市)

(2023年05月02日 17時18分 更新)

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