山陽新聞デジタル|さんデジ

コロナ禍越え笑顔 学びや巣立つ 岡山や倉敷など、公立小で卒業式

保護者や教職員に拍手で見送られる大元小の卒業生
保護者や教職員に拍手で見送られる大元小の卒業生
教職員に見送られ、学校を後にする卒業生と保護者=大元小
教職員に見送られ、学校を後にする卒業生と保護者=大元小
 岡山、倉敷、玉野市など岡山県内20市町村の公立小学校268校で17日、卒業式が開かれた。新型コロナウイルス禍を過ごしながらたくましく成長した児童が、思い出の学びやに別れを告げた。

 183人が卒業する大元小(岡山市北区大元上町)では、入退場や卒業証書を受け取るときだけマスクを外して式に臨んだ。岡賢一校長は「自分が幸せだと感じている人が人を幸せにできる。笑顔いっぱいの中学校生活を送って」とはなむけの言葉を贈った。

 「別れの言葉」では、卒業生が体育会や修学旅行を振り返り「一人では成し遂げられないことも友達がいれば乗り越えられた。ここからは自分の力で新たな一歩を踏み出していきます」と宣言した。

 男子(12)は「コロナ禍で行事が中止になり心配だったけれど、無事卒業できてうれしい。修学旅行で初めて友達と宿泊できたのが一番の思い出」と笑顔を見せた。

 県内公立小の卒業式は22日までに計368校で実施され、計1万6425人が門出を迎える。福山市では20日に市立小70校で式が行われる。

(2023年03月17日 22時14分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ