国重要無形民俗文化財の裸祭り・西大寺会陽(18日)で、宝木(しんぎ)の原木を受け取りに行く「宝木取り」が、1日深夜から2日未明に行われた。会陽の舞台となる西大寺観音院(岡山市東区西大寺中)から如法寺無量寿院(同広谷)までを往復する道中、使者は伝統にのっとり無言を貫いた。
観音院の世話役9人が使者となり、裃(かみしも)姿の正使を前田洋一さん(59)、菅笠(すげがさ)をかぶった先導役の棒頭(ぼうがしら)を佐伯徹さん(61)が務めた。一行は観音院本堂で読経後、ちょうちんを手に片道約3・2キロを歩いて無量寿院に到着。大石賢映住職(39)から挟箱(はさみばこ)に原木を納めてもらい同じ道を戻った。
観音院では2日朝、原木を宝木に仕上げる「宝木削り」が行われた。
5日から五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「修正会(しゅしょうえ)」が始まり、結願(けちがん)となる18日午後10時、本堂で祝い主に宝木を直接授ける。争奪戦は新型コロナウイルス感染対策のため見送る一方、3年ぶりに観客を入れ、裸衆が境内を練り歩く「地押し」を行う。
観音院の世話役9人が使者となり、裃(かみしも)姿の正使を前田洋一さん(59)、菅笠(すげがさ)をかぶった先導役の棒頭(ぼうがしら)を佐伯徹さん(61)が務めた。一行は観音院本堂で読経後、ちょうちんを手に片道約3・2キロを歩いて無量寿院に到着。大石賢映住職(39)から挟箱(はさみばこ)に原木を納めてもらい同じ道を戻った。
観音院では2日朝、原木を宝木に仕上げる「宝木削り」が行われた。
5日から五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「修正会(しゅしょうえ)」が始まり、結願(けちがん)となる18日午後10時、本堂で祝い主に宝木を直接授ける。争奪戦は新型コロナウイルス感染対策のため見送る一方、3年ぶりに観客を入れ、裸衆が境内を練り歩く「地押し」を行う。
(2023年02月02日 09時45分 更新)