3年ぶりに観客を入れて開催される国重要無形民俗文化財の裸祭り・西大寺会陽(2月18日)に向け、一連の行事の幕開けとなる「会陽事始め」が30日、舞台となる岡山市東区西大寺中の西大寺観音院であった。宝木(しんぎ)を作るための道具を手入れし、成功を祈る法会も執り行われた。
白装束の棟梁・次田和生さん(58)、典生さん(53)兄弟=岡山市東区=が、客殿の広間で作業。かんなやのこぎり10点を1点ずつ砥石(といし)で丁寧に研ぐなどした。
法会は本堂であり、祝い主のRSK山陽放送(同市北区天神町)、銘建工業(真庭市勝山)の役員や会陽奉賛会関係者らが出席した。事始めに先立ち、書家奥田雄山さん(51)=瀬戸内市=が「祈 世界安穏」と書き初めした。
1日深夜から2日未明にかけては如法寺無量寿院(岡山市東区広谷)に原木を取りに行く「宝木取り」、同日朝に「宝木削り」を予定。5日から五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願する「修正会(しゅしょうえ)」を始め、結願(けちがん)となる18日午後10時に本堂で宝木を投下。宝木の争奪戦は新型コロナウイルス対策で見送り、祝い主に直接授ける形を取るが、裸衆が境内を練り歩く「地押し」などを観客に公開する。
白装束の棟梁・次田和生さん(58)、典生さん(53)兄弟=岡山市東区=が、客殿の広間で作業。かんなやのこぎり10点を1点ずつ砥石(といし)で丁寧に研ぐなどした。
法会は本堂であり、祝い主のRSK山陽放送(同市北区天神町)、銘建工業(真庭市勝山)の役員や会陽奉賛会関係者らが出席した。事始めに先立ち、書家奥田雄山さん(51)=瀬戸内市=が「祈 世界安穏」と書き初めした。
1日深夜から2日未明にかけては如法寺無量寿院(岡山市東区広谷)に原木を取りに行く「宝木取り」、同日朝に「宝木削り」を予定。5日から五穀豊穣(ほうじょう)などを祈願する「修正会(しゅしょうえ)」を始め、結願(けちがん)となる18日午後10時に本堂で宝木を投下。宝木の争奪戦は新型コロナウイルス対策で見送り、祝い主に直接授ける形を取るが、裸衆が境内を練り歩く「地押し」などを観客に公開する。
(2023年01月30日 12時01分 更新)