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国宝・明王院 火災から守れ 福山、文化財防火デー前に訓練

明王院で行われた重要文化財合同消防訓練
明王院で行われた重要文化財合同消防訓練
 文化財防火デー(26日)を前に福山市草戸町の明王院で22日、消防訓練が行われた。昨春境内に設置された自動放水銃も活用し、国宝の本堂と五重塔を守る手順を確認した。

 新型コロナウイルス禍で4年ぶりとなる合同訓練には南消防署や地元消防団などから約80人が参加。本堂隣の庫裏から出火し、背後の山林に飛び火した―との想定で始まった。119番を受け、はしご車など10台が到着。消防隊員と団員が手際よくホースをつなぎ、はしご車と地上から一斉に放水した。

 延焼防止のため、昨年3月に山門脇や本堂裏など境内4カ所に設置された自動放水銃の一斉放水も初めて実施。ボタンを押すと銃口を左右に振りながら放水して火の粉を防ぐ水のカーテンがつくられた。

 青木浩司南消防署長は「的確に役割分担し、消防団との連携を確認できた。最新設備も生かして被害を最小限に抑え、文化財を後世に引き継ぐ使命を果たしたい」と話した。

(2023年01月24日 18時06分 更新)

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