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金山寺会陽へ昼夜不断の「温座」 平和やコロナ収束 宝木に祈り込め

祭壇の宝木に向かい、間断なく祈りを込める岸本住職(右)ら=22日午前
祭壇の宝木に向かい、間断なく祈りを込める岸本住職(右)ら=22日午前
 3年ぶりに人数制限なしで宝木(しんぎ)争奪戦を実施する「金山寺会陽」(2月4日)に向け、昼夜不断で宝木を祈とうする「温座」が21日夜から22日にかけ、金山寺(岡山市北区金山寺)で行われた。

 祭壇の宝木に向かって座った岸本賢信住職(39)ら僧侶3人が交代で、間断なく1時間ずつ読経。世の中の平和や新型コロナウイルスの収束を祈った。

 温座は天台密教の儀式で、僧侶の座が冷める間がないことからこの名が付いた。本来は7日間途切れることなく計168回祈とうするが、江戸末期を最後に途絶えていた。市民有志の援助で2020年9月に復活し、現在は年間で6回に分けて実施している。

 岸本住職は「温座は会陽本番に向け、宝木に祈りを込める重要な儀式。歴史や伝統を広く知ってもらい継承していきたい」と話した。

(2023年01月22日 16時10分 更新)

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