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フィンランド式サウナ 自然感じて 倉敷の旧原田邸、10日に体験会

体験会を前に、サウナ室内を見学する愛好者
体験会を前に、サウナ室内を見学する愛好者
フィンランド式サウナを整備した「くま」の辻社長
フィンランド式サウナを整備した「くま」の辻社長
高梁川の伏流水を使った水風呂
高梁川の伏流水を使った水風呂
酒津の自然を満喫しながら外のデッキで外気浴もできる
酒津の自然を満喫しながら外のデッキで外気浴もできる
 倉敷市酒津の旧原田邸に、フィンランド式サウナが完成した。高梁川の酒津樋門近くにあり、くみ上げた伏流水を熱したサウナストーンにかけて蒸気を発生させるほか、水風呂にも利用する。サウナ室内ではより“ととのう”よう、高梁川の水音もライブで流すという。10日に初の体験会が開かれる。

 旧原田邸は、世界的テニス選手だった原田武一(1899~1978年)の生家。現在は、美観地区で古民家カフェ・三宅商店を経営する有限会社くま(同市酒津)の辻信行社長(55)が洋菓子工房に再生し、まちづくりイベントなども開催している。

 サウナは、高梁川や里山が広がる酒津の自然を満喫してもらおうと、敷地内に専用の小屋を建てた。木造で外観は石積み。広さは9・5平方メートルあり、一度に10人程度が入れる。屋外に水風呂、外気浴スペースも整備した。

 体験会は男性が午前10時、女性が午後4時から。定員は各回10人。料金千円。8日までにメールでinfo@genjuro.jpへ申し込む。

 今後も定期的に体験会を開く考えで、辻社長は「地域を育んできた高梁川を身近に感じながら楽しんでほしい」と話している。

(2022年12月05日 17時24分 更新)

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