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両備HD 三輪車タイプのEV発売 最大2人乗り、自社工場で製造

両備HDが開発した三輪車タイプの小型EV
両備HDが開発した三輪車タイプの小型EV
 両備ホールディングス(HD、岡山市北区下石井)は30日、自社開発した三輪車タイプの小型電気自動車(EV)を発売した。最大2人乗りで公道を走行できる。街中や観光地などの近距離移動に適した手軽な乗り物として売り込む。

 車名は「RT―01」。前方2輪、後方1輪のオープンカーで、全長2・1メートル、全幅1メートル、高さ1・1メートル。家庭用電源で充電でき、航続距離は約120キロ。最高時速60キロ。道路交通法上は自動車で、運転に普通免許が必要。ヘルメットは不要だが、同社は「安全上着用を推奨している」としている。道路運送車両法上は「側車付き二輪車」となり、この車種のEVは車検がない。価格は1人乗りが176万円、オプションの後部座席を付けた2人乗りは179万800円。

 同HDは昨年9月、水上バイクなどの運搬トレーラーや産業機械を製造する社内分社「両備テクノモビリティーカンパニー」で、エンジン車をEVに改修する事業を開始。RT―01も、同カンパニーの若手技術者がトレーラーやEV改修で培ったノウハウを活用して設計し、約1年がかりで開発した。自社工場(岡山県吉備中央町湯山)で製造する。

 脱炭素社会の実現に向け、走行中に二酸化炭素(CO2)を排出しないEVの普及が進む中、通勤や買い物の移動手段、観光地でのレンタサイクル代わりといった需要を見込む。同カンパニーのウェブサイトで販売するほか、トレーラーの販路も活用してPRし、年200台の販売を目指す。4輪タイプなども開発中で、小型EVをシリーズ展開していく方針。

 本社ビル1階で発表会があり、木内直人カンパニー長は「培ってきたものづくり技術を結集した。メードイン岡山の小型EVとして全国に発信したい」と話した。

(2022年09月30日 17時15分 更新)

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