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秋山氏、岡フィル就任記念演奏会 綿密なタクトさばき、聴衆魅了

秋山氏(右手前)の指揮で聴衆を魅了した岡フィルの定期演奏会
秋山氏(右手前)の指揮で聴衆を魅了した岡フィルの定期演奏会
秋山和慶氏
秋山和慶氏
 岡山フィルハーモニック管弦楽団のミュージックアドバイザーとなった指揮者秋山和慶氏(81)が22日、岡山市北区表町の岡山シンフォニーホールで就任記念の第72回定期演奏会(公益財団法人・岡山文化芸術創造主催、山陽新聞社共催)に臨んだ。綿密なタクトさばきで重厚な音色を引き出し、約1300人の聴衆を魅了した。

 ゲストソロコンサートマスターに就いたバイオリニスト藤原浜雄氏(74)も出演。秋山氏は、ピアニスト松本和将氏(42)=倉敷市出身=をゲストに迎えたラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」で、巧みな独奏とオーケストラの掛け合いを細部まで見事に演出した。ストラビンスキーのバレエ組曲「火の鳥」では、めりはりの利いた指揮を披露し、迫力あるハーモニーが会場いっぱいに広がった。

 長年の岡フィルファンという病院職員男性(74)=岡山市中区=は「奏者を鼓舞するような丁寧な指揮で、音に深みも生まれたよう。素晴らしい演奏会で今後がますます楽しみ」と話した。

 秋山、藤原の両氏は4月に就任。秋山氏は小澤征爾氏らを育てた故斎藤秀雄氏に学び、東京交響楽団や広島交響楽団、バンクーバー交響楽団など国内外の楽団を率いてきた。岡フィルでは年4回程度指揮する予定で、次回は10月の第74回定期演奏会に出演する。

(2022年05月22日 20時43分 更新)

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