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宿泊療養施設でオンライン診療 岡山大病院 容体急変早期発見へ

オンライン診療用の端末を手にする山田医師=岡山大病院
オンライン診療用の端末を手にする山田医師=岡山大病院
 新型コロナウイルス感染が確認された後、自宅やホテルなどの宿泊施設で療養中に症状が急速に悪化して亡くなる人が全国で相次ぐ中、岡山県が設けた軽症・無症状者向け宿泊療養施設で、岡山大病院(岡山市)がオンライン診療を行っている。患者の容体急変の早期発見が狙い。本格運用を始めた昨年12月1日から今月25日までに11人の入院につなげた。

 療養施設は、アパホテル岡山駅前(同市北区下石井)で207室を運用。25日現在、42人が療養している。

 オンライン診療にはビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用。施設内の各フロアに設けた専用室と同大病院・高度救命救急センターを結び、山田太平医師らが画面越しに診察する仕組み。

 施設に常駐する看護師が、患者のせきの頻度や体温、脈拍などを医師に報告し、診療が必要かどうか判断している。ほぼ毎日行っており、多い日は5人が診療を受けたという。

 昨年11月中旬から試験的にスタート。それ以前は看護師が電話で病状を医師に報告していた。山田医師は「画面越しに患者の顔色や表情を見ることができ、病状を把握しやすくなった」と話す。

 県が全館を借り上げている宿泊療養施設は昨年7月から運用を開始。契約は今年1月末までだったが、3月末まで延長する。25日までの利用者は計512人。

(2021年01月26日 21時23分 更新)

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