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代替のオンライン大会で全国入賞 笠岡商ダンス部、カレー屋の物語

入賞した作品を校内で再演する生徒たち
入賞した作品を校内で再演する生徒たち
 笠岡商業高ダンス部が、オンラインによる全国大会で入賞した。新型コロナウイルス禍で開催が見送られた夏の大会に代わる晴れ舞台。中止のショックを乗り越えた部員たちが、カレー屋と王様が登場するユニークな物語を生き生きと演じ、見る人の心をつかんだ。

 代替大会は、ヒップホップやチアなど中高生がさまざまな部門で競う「ダンスドリルライブ」。例年夏に全国大会を開く東京のNPO法人が主催した。中高で計200チームが演技の映像を送り、8月30日の審査で入賞20チームが決まった。

 笠岡商業高は物語を表現する「ノヴェルティ部門」に「王様に捧(ささ)げるインドカレー」のタイトルでエントリー。インドのカレー屋が試行錯誤を重ねて王様が喜ぶ味にたどりつき、褒美をもらうストーリーを全部員(1~3年の女子34人)が2分半で表現した。

 筋書きは、部員の間で浮かんだ「夏といえばカレー」との発想を基に考案。「宮殿の門番」などを含め役柄ごとにそろったダイナミックな動きの振り付けや、カラフルな衣装も自分たちで決めた。

 部員たちはコロナ禍で休校中の5月に夏の大会中止を知った。1月の冬季大会で全国優勝し連覇を目指していた中、気持ちが落ち込んだという。学校が再開した6月に代替大会の計画が発表されて再び前を向き、週に6日練習。本番の演技はダンス指導者らによる審査で「わくわくする作品」「楽しんで踊っている」と評価され、「ユニークテーマ賞」(1チーム)に輝いた。

 例年と違って3年生は夏を過ぎても引退せず、冬季全国大会(来年1月予定)出場を懸け、11月の中四国大会に臨む。前部長の3年大塚菜那さん(17)は「今回の結果はうれしかった。次は3年間の集大成として優勝したい」と一層の活躍を誓っている。

(2020年10月08日 19時02分 更新)

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